ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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220:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2017/03/25(土) 03:23:18.46 ID:X6/HCBTI0

「上条恭介君」
「はい」
「楽にしていいわ、この私に物理的に
どういう姿勢で対していいのか分からないでしょうし」

正に、図星だった。

「あなた達をここに呼んだのは私。
あなたをスカウトするためにね」
「僕を、ですか?」

返事の代わりに、淑女が恭介にパンフレットを差し出した。

「エンデュミオン?」
「オービット=ポータルが建造した宇宙エレベーターよ。
その落成式典で演奏をしてもらいたい、鳴護アリサと一緒にね」
「………」

言葉を失っているのは、恭介もアリサも同じだった。

「知っての通り、今回の形式のアリサのコンサートは
全国で何度か行って来たけど、
コンサート企画自体が大幅にこちらの資本とプロデュースによるもの。
式典のためのスカウトの意味合いもあったって訳。
そして、上条君はその眼鏡にかなった。
私だけじゃない、プロの意見も十分に反映されている」

「光栄です」

真面目に、と、念を押され続けていた恭介は、
無理矢理にでも現状をロジックで理解して最適解を口にする。


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