ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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219:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2017/03/25(土) 03:19:10.12 ID:X6/HCBTI0

「レディリー=タングルロード?
オービット=ポータル代表………」
「えーと、恭介君」

アリサが、少々言い難そうに口を挟む。

「真面目に聞いてね」
「はい」

恭介はきょとんとする。確かにアリサは朗らかな少女だが、
今は恭介から見て年上、格上の音楽仲間に他ならない。
真面目な場面では真面目な話なのは当然だ。

「この子、こちらはレディリー=タングルロード。
科学の学園都市の住人で、いわゆる天才少女。
飛び級で大学院まで出て宇宙工学と経営学をマスター、
オービット=ポータルを初めとした
宇宙開発に関わる巨大な企業グループを経営している大企業家。
科学の学園都市の私の支援者の一人でもあるの」

恭介は、きょとんとして聞いていた。
取り敢えず、アリサが科学の学園都市の出身である事は知っているし、
科学の学園都市と言う最先端科学開発都市の事もなんとなくは知っている。
それにしても、目の前の光景と恭介の常識は、
リンクするには些か乖離の度が過ぎていた。

「だから、冗談じゃないからね」

可愛らしい声だが、アリサが真面目に話していると言う事は理解出来る。

「えーと、今の話って」
「全部、本当の事だよ上条君」

プロデューサーの言葉に、ようやく恭介の現実感が追い付いて来た。

「もういいわ」

レディリーの言葉と共にプロデューサーが一礼して辞去した事で、
恭介の感覚は現実に急接近する。


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