ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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幸福咲乱
◆5sHeUtvTRc
[saga]
2017/03/25(土) 03:07:52.83 ID:X6/HCBTI0
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「やあ、上条君」
「どうも」
ホール通路で恭介が落ち合ったのは、
今回のコンサートのプロデューサーだった。
二人は、そのまま近くの練習室の一つに移動する。
「恭介君」
「アリサさん」
少し遅れて部屋に現れたのは、
今回のコンサートのメインシンガー、鳴護アリサだった。
「今日はありがとう、素晴らしい演奏だった」
「こちらこそ、あの歌と演奏出来て光栄です」
アリサは屈託のない笑みで恭介を賞賛し、
そのまま、舞台を共にした者同士両手で握手する。
恭介から見たアリサは、例え駆け出しでも、自分とさほど歳が変わらなくても、
自分の音楽で自分の道を切り開き始めた力強い音楽家であり、年上の女性。
恭介の感覚では、そんなアリサは一歩も二歩も前を行く眩しい存在であり、
そして自分がまだまだ子どもだと自覚させられる。
そんな恭介が縁あってコンサートに選抜されて出会った後、
アリサはその天真爛漫さと音楽への真摯さを以て、
こうやって恭介の側に屈託なく飛び込み、
恭介もそのペースに気持ちよく乗せられていた。
「それで、私と、恭介君も呼ばれたのは?」
アリサがプロデューサーに確認する。
後で施設育ちの癖だとも聞いた、
敬服するプロシンガーであり魅力的な年上の少女から
出会って早々の頃からこうやって呼ばれた事に、
恭介も初めの頃は些かこそばゆく感じたものの、それもすぐに慣れた。
アリサはそういう少女だった。
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