ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
1- 20
183:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2017/03/14(火) 03:43:09.95 ID:rUqmCrDW0

「あなたは?」
「知っている筈よ」

その笑みに、まどかは血の凍る心地を覚えた。
西洋人形の様に端正な、
何故か血の紅が連想される美しい女の子。

レディリー=タンクルロード。
恐らく、一連の魔法少女失踪事件の黒幕。
そのレディリーの目配せを受け、
布団越しに掴まれていた両腕も解放された。

「巴マミに電話をしなさい、彼女と話したい」
「マミさんに?」

布団の上に自分のスマホを放り出され、まどかが尋ねた。

「こんな野蛮でリスクの大きい手段はとりたくないんだけど、
どんな能力があるか分からないあなた達マギカと直接交渉するよりはマシ。
そう言う事だから、話が付けば余計な血を流すつもりはないわ」

ーーーーーーーー

半開きの目でスマホの画面を確認した巴マミは、
ベッドで就寝スタイルのまま通話を開始した。

「もしもし? 鹿目さん?」
「も、もしもし、マミ先輩、ですか?」

目を見開いたマミは、飛び起きてサブのスマホの操作を開始した。

「どうしたの鹿目さん、こんな夜中に?」
「え、ええと」
「なんだか知らないけど、昼間にしてもらっていいかしら?」

眠そうな声で言いながら、
マミはサブの通話開始を確認し、メインスマホの送話口を塞ぐ。

「緊急事態、少し黙って聞いてて」
「もしもし」

マミの耳に、聞き覚えのない声が聞こえる。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
237Res/255.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice