ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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132:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/11/21(月) 03:34:53.87 ID:gLShNy640

「名古屋、ですか」

「ええ、そこであなた達には、
私の指示に従って独自の捜査、と言うより調査を行っていただきます。
はっきり言って爆破事件の捜査とは全く関係はありません。
公式には、上が独自に仕入れたネタの裏取りが空振りで終わった、と言う結果になりますが、
人事評価の上では十分な配慮が為される様に取り計らいます。
元々この事件の捜査は公安主導で刑事警察は初動の足場固めに限定されるものです。
公安にも、警備局を通じて念のため無駄足を踏んでもらっているだけだと根回しをしておきます」

「………補佐官」
「何でしょうか?」
「そもそも、爆破事件自体が………」
「元々完全に廃墟だった廃ビルが死傷者を出す事も無く
軍用火薬を用いて綺麗に瓦礫の山になりましたね」

赤縁眼鏡を通した織莉子の笑みは、実に魅力的な女性の微笑みだった。

「テロリストやシンジケートと言った枠では収まらない、
世界存亡の危機が迫っています。
今は、と言うより恐らく永久に詳しい説明すらできませんが、
今回の事はそれを回避するための超法規的措置です。

そのために私が絶対的な権限を行使すると言う事に就いては、
日本はもちろんアメリカ、イギリス、EU、中国ロシアに至る迄、
各国の政府代表が承認している。

こういう事は言いたくありませんが、
少なくともあなたと府警本部長は完全にCIA、DIAに掌握されている。
私の一言であなた達の免職はもちろん刑務所、その上すらあり得る、
もちろん真実が何であれ関係なく、です。
それだけの事態である事をご理解下さい」

「………了解しました」

「敢えて言います、極秘捜査班の仕事は、
私の指示に従い必要な情報を収集する、それだけです。
まともな説明も何も期待しないで下さい。
知る事それ自体に大変な危険の伴う事です」


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