ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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121:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/11/15(火) 02:58:22.62 ID:TB46B0gp0

「それに、セキュリティが厳しいのも確か。
留守宅への侵入となるとちょっと骨よ。
窓ガラス一枚割れても警備会社に連絡が行く」
「私ならブービートラップを仕掛ける」

華々莉の言葉にほむらが続けた。

「爆弾を仕掛けるまでもない。
ウェブカメラ一つでも、不法侵入で通報されたら言い訳が効かない」
「そういう事」

ほむらの言葉に華々莉が天を仰ぐ。

「それだけのお屋敷だと………
相手も中学生、張り込んでたら何れ戻って来ないかしら?」
「根競べね」

言葉を交わすマミとほむらに、杏子が鋭い視線を向けた。

「忘れてないか? さやかの事。
向こうの意図はさっぱり分からない、十人じゃ効かない魔法少女が行方不明、
悠長な事言ってらんねぇぞ」
「一人でも戻って来たら、洗いざらい吐かせてやるんだけど、
ツバキをどうしたのか、返答次第では………」

杏子の言葉に、華々莉がぎりっと歯噛みした。

「戻りました」

そんな中、美国織莉子と鹿目まどかが玄関からリビングへと姿を現す。

「ご苦労様。何か変わった事は?」
「いえ、特には」
「今までのパターンや分かった手口から言って、夜の自宅が狙われる可能性は低いわね。
むしろ自宅警備の帰りの方が危ないから二人で戻って来てもらったけど」

マミと織莉子が言葉を交わし、
顔を見合わせたまどかと織莉子がふふっウェヒヒと小さく笑みを交わすのを
ほむらは涼やかな眼差しで眺めていた。


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