ほむら「幸せに満ち足りた、世界」2.5(まど☆マギ×禁書)
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122:幸福咲乱 ◆5sHeUtvTRc[saga]
2016/11/15(火) 03:01:40.39 ID:TB46B0gp0

「日向カガリ」

言葉を続けたのはほむらだった。

「あなたの能力の事、詳しく聞かせて欲しい」
「ん?」
「私に少し、考えがある。
リスキーなやり方になるけど、当たれば大きい」

「勿体ぶらないでくれる?
確実にツバキを取り戻せる方法がある、って言うんだったら、
別に魔法少女でも警察でもガチバトルしたってかまわない」
「カガリッ」
「………若干、近いわね」

華々莉を制する茉莉の前で、ほむらはそう口にした。

「織莉子さん、あなたにも知恵を借りたい」
「私に出来る事なら。私も、一刻も早くキリカを取り戻したい」

ーーーーーーーー

「美国織莉子、まどかがあの人とコンビで行動ってちょっと珍しかったわね」

マミルームからの帰路、ほむらがまどかに話しかけた。

「うん。なぎさちゃんが襲われて、そこにいたマミさんやホオズキの娘達が
犯人を捜索するって事で、ちょうど間に合って手が空いたのがわたしたちだったから」
「そう」

「うん。だから、最初ちょっと近づき難かったけど、
織莉子さんの方から気を使ってくれたり、優しい人だと思う。
間近で見ると、改めて綺麗で素敵な人だったし」
「そう」

「………でも、やっぱり寂しそうだった。キリカさんがいなくて。
わたしも、もう何日もさやかちゃんがいなくて、
さやかちゃん、どうしてるんだろう? 大丈夫、だよね」
「分からない」

泣かせたくない、と、思いながらもほむらの理性は安直を拒んでいた。


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