加賀「提督……あなたのスタンドは……この世の何よりも優しいスタンド」
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◆rVyvhOy5r192
[saga]
2016/01/01(金) 23:51:54.07 ID:e3MAfn1io
色とりどり、豪華にテーブルに並べられた料理。
……の、残骸。
主に下手人は卯月にも思い当たる。というかほかに誰がいるだろうか(反語)。
そして――皆で輪を囲んだその先に、所謂軍隊的な執務室には全く場違いであり、不揃いであり、不都合な代物。
「カラオケ……流石に気分が高揚します」
(は?)
マイクを片手に加賀がほほ笑んだ。卯月は眉を寄せた。
「提督、これもおいしいですよ? ほら、ね? ほら」
(は?)
仗助の隣で、皿に乗せた大虐殺の僅かな生き残りの料理を口に運ぼうとする大井。卯月は思わず拳を握った。
「提督、今日は私頑張ったんですが……一緒に、歌ったりは……」
(は?)
頑張ったって、卯月の上腕二頭筋と大胸筋と広背筋を限界値にする作業だろうか。卯月は訝しんだ。
「いやあ、たまに掃除とかするとすっきりするよなー。やっぱ散らかってるとよぉー」
(それはいい)
それでやけに部屋が整っていたのか。不良らしい外見と大違いすぎる。真面目か。
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