加賀「提督……あなたのスタンドは……この世の何よりも優しいスタンド」
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12: ◆rVyvhOy5r192[saga]
2016/01/01(金) 23:17:33.47 ID:e3MAfn1io



「ゴメンゴメン、お待たせ! ちょっと昔の先輩にそこで会っちゃって――――、……仗助?」

「……」


 それから数分後。

 何事もなく、ストローを突き立てられたプラスチック容器を両手に瑞鶴が、駆け戻ってきた。

 ホッと安心の吐息を吐き出しつつ――――同じぐらい、ドッと疲れが滲みだす。

 自分は、何をしに来ていたのだろうか。

 仗助としても――ここまであまりに濃密な、それこそ何か月にも及ぶ戦闘を行ったような緊張感と共に、頭を垂れるしかない。


「あ、あのさ」

「……なんスか、瑞鶴さん」

「実は今日、付き合ってもらったのは……この間のお詫びもあるんだけどね」

「?」

「実はその……提督の事を知ってるなら、あの人がどんなのが好きかなって……い、いや別に贈り物がしたいわけじゃないけどお世話になってるだけだからね!?」

「あー」

「教えてもいいっすけど……その代わり俺にも教えてくれないッスか」

「何?」

「実は――」




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