P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL2
1- 20
379: ◆bjtPFp8neU[saga]
2016/08/28(日) 19:02:59.58 ID:VRt3rZWL0

律子「……ねえ、美希。あなたは不安に感じない? 小鳥さんと戦うことを」

律子「春香はああ言ったけど、仲間と戦うというのはやっぱりそう簡単に割り切れる事じゃないわ」

律子「それに、小鳥さんはどうやら本当に本気みたいだし……」

美希「……あは☆ なんだかおかしいの」

律子「えっ……」

美希「これじゃ、いつもと逆だね」

律子「逆? ……どういう意味?」

美希「だっていつもは、分からない事をミキたちから質問することが多いのに、今日の律子…さん、ミキに質問してばっかりだよ?」

律子「あ…………」


律子(そうか…………そうだったのね)


美希「みんな、難しく考えすぎなの」

美希「小鳥と戦うことになったからって、別にミキたちのカンケイが変わっちゃうってわけじゃないでしょ?」


律子(質問ばかりするのは、不安の裏返し)

律子(みんなの事を心配しつつも、その実は……)


美希「戦って、小鳥を倒して、それで元の世界に帰って。でも、元の世界に帰っても小鳥は小鳥だし、ミキはミキだよ?」

美希「それはこの世界にいても同じだって思うな」


律子(私自身が一番、小鳥さんと戦う事に不安を……いえ、恐怖を抱いている)


美希「戦う過程で痛い思いや苦しい思いもするかもしれないけど、それはみんな同じなの」

美希「ミキ的には、全部終わって元の世界に戻ればまたみんなで楽しく過ごせるって思うなっ」ニコッ


律子「美希……」


律子(……ここがクリスタルルームだからそう思うのかしら)

律子(今は、目の前のこの子が眩しくて仕方ない)




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
897Res/925.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice