P「ゲームの世界に飛ばされた」FINAL2
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378: ◆bjtPFp8neU[saga]
2016/08/28(日) 19:00:17.21 ID:VRt3rZWL0

律子「……美希、あなたに訊きたいことがあるんだけど」

美希「なーに?」

律子「その……プロデューサーがいなくなってさみしくないの?」

律子「あなたっていつもプロデューサーにベッタリだったし、どうしてそんなに落ち着いているのかなって気になってね」

美希「んー…………」



美希「じゃあ、律子…さんは?」

律子「えっ?」

美希「ハニーがいなくて、さみしい?」

律子「えっ…と……」

律子「……そりゃあ、誰にも相談せずにいきなりいなくなったのはどうかと思うけど……」

律子「まあ、どこにいるのかは分かっている訳だし、小鳥さんのお守をしてもらってると思えばいいし」

律子「……それに、彼には彼なりの考えがあるみたいだし」

美希「そう!」

美希「ハニーにはハニーの考えがあるんだよ」

美希「ミキも、ハニーがどうするつもりなのかまでは分からないけど」

美希「……でもね、『信じて』ってハニーが言った以上、ミキはそれを信じて、自分にできることをガンバるだけなの」

美希「だから、ミキもさみしがってるだけじゃダメって思ったんだよ?」

律子「………」

律子「強いわね、美希は」

美希「? ……別に特別なことじゃないと思うな」

律子「いいえ、特別よ」

律子「仲間の言葉を信じるのはとても大切な事だけど、簡単じゃないわ」

律子「心のどこかで不安を抱いてしまう。疑心暗鬼に陥ってしまう」

律子「ただ真っ直ぐにそれができるのは、美希、あなたが本当に純粋に強い人間だからよ」

美希「……ミキはよく分からないけど、律子…さんが言うなら、そうなのかな」


…キラーン!




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