377: ◆bjtPFp8neU[saga]
2016/08/28(日) 18:57:46.78 ID:VRt3rZWL0
ー 深夜 月の民の館 B1F クリスタルルーム ー
律子「………」
律子(春香のおかげで、あの子たちも小鳥さんと戦う覚悟を持つ事ができた)
律子(でも、それはきっとみんながいるから。自分は一人じゃないって思う気持ちから来るもの)
律子(地下渓谷ではどんな戦いになるか分からない)
律子(もし、一人になってしまった時。誰からも助けてもらえなくなった時)
律子(その時にこそ、あの子たちの真価が試される事になる)
律子(それにしても、プロデューサー殿の言葉が気になるわね)
律子(小鳥さんを真の意味で助ける……。心の支えになるっていうのは確かにそれっぽく聞こえるけど、イマイチしっくりこない)
律子(プロデューサー殿には何か別の思惑がある。……そう思えて仕方がないのよね)
美希「……あれ、律子…さん?」
律子「美希……」
律子「……眠れないの? 早く寝ないと明日に響くわよ?」
美希「えーっとね、寝すぎて寝れなくなっちゃったの」
律子「あのねぇ……。明日起きなかったら置いて行っちゃうわよ?」
美希「それはへーきなの。ミキ、こー見えて自分の睡眠時間はちゃーんと調整できるんだよ?」
律子「……本当に大丈夫なんでしょうねぇ?」
美希「あ、ヒドいの! 律子…さん、ミキのこと信じてないんだ」
律子「そういうわけじゃないけど……」
美希「………」
律子「………」
…キラーン!
美希「……キレイだね、クリスタルって。見てるとなんだか不思議な気持ちになってくるの」
律子「そうね……」
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