提督「うぉゎぁああああああああああああああああああああああああああ」
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◆kquYBfBssLZl
[saga]
2016/01/20(水) 16:00:57.35 ID:EZBMk7yPO
「…………」
「って、ちょ、ちょっとユーちゃん……? ちょっ、近い! 近い近い近い!」
「はっ……!? わ、わたし……はぅ……」
司令官を覗き込んだまま、どんどん顔を近づけていくユーちゃんを慌てて引き止める。
それに対してすぐに正気に戻ったユーちゃんは、両手で頬を覆って顔を赤らめる。
……こういう行動に、わざとらしさが感じられないからタチが悪い。
「ユーちゃん? 何しようとしてたのかな?」
「あ、あ、あの……その……Admiralの唇、お、おいしそうだなと……思って……」
今度は顔全体を覆ってしまうユーちゃん。
その表情は見えないが、耳まで真っ赤になっているので、本当に恥ずかしがっているのだろう。
……ていうか、おいしそうってなんだ。
思考が完全に痴女のそれである。
睡眠薬盛って寝込みを襲うって、それほとんどレイプだからね?
……わ、私は薬とか盛ってないし……いや本当に。
いやほら、できればほら、ラ、ラブラブいちゃいちゃしながらの方がさ、ほら……ね?
それが、このドSのせいでご覧の有様だ。
せっかく、新月の夜まで待ったっていうのに……。
まあでも、司令官が眠ったまま起きないっていうのは、今思えばなかなか都合が良いかもしれない。
この世には、既成事実、という言葉もあるわけだし。
……また顔が熱くなってきた。
落ち着くために、深呼吸をする。
司令官の部屋に充満している司令官の匂いが胸いっぱいに吸い込まれて……。
「ヒビキ……そういうのは普通、もっと隠れてするものだと思うよ……?」
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