提督「うぉゎぁああああああああああああああああああああああああああ」
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◆kquYBfBssLZl
[saga]
2016/01/20(水) 15:54:47.49 ID:EZBMk7yPO
〜〜
執務室はには、大量の書棚が用意されている。
その中身は戦術書や戦績記録、深海棲艦が顕れてからの戦況、そして、過去の大戦――つまり、私達がまだ艦の姿だった頃の戦史など、戦争についての全てが網羅されている。
しかもその言語は日本語に限らず、英語、ドイツ語をはじめ、イタリア語、ロシア語、中国語、イスラム語、etc、etc……。
資料によっては翻訳されているものもあるので、世界中の言語を網羅しなくてはならないと言うわけでもないが、少なくとも、英・独・伊の三ヶ国語は提督になるための必須条件となる。
そう、実はウチの司令官も、凄く頭が良いのである。
ちなみに、司令官はロシア語と中国語もできるらしい。
最近はイスラム語も勉強中なのだろうか、私室のデスクの上には参考書が広がっている。
そう、私室のデスクの上。
それらは今、この瞬間、私の目の前にある。
ここは、執務室奥の扉の向こうにある、司令官の私室。
緊急時にも対応できるようにするため、司令官の私室――提督室は、執務室と直結している。
……というのは半分建前で、女性だらけの鎮守府で、男性が一人で落ち着ける場所を確保するため、というのもあるだろう。
男性が一人で私室に篭って何をするのかと言えば、まあ、ナニだろうけど……。
一人で司令官がシているところを想像して、一人で赤くなる。
……本当に、私はえっちなんじゃなかろうか。
い、いやいや、騙されるな。
さっきのはあの無自覚ドSが私を追い込むために使った方便であって、本当に私がえっちなわけじゃない! ……はず。
私は自分の背中側、司令官が眠るベッドの方に視線を向ける。
ベッドの上には司令官が横になっており、その寝顔を覗き込むように、ド(イツ)S(製)潜水艦のユーちゃんが立っている。
司令官の頬を突いて遊んでいるようだ。
「……そんなことしてたら、司令官起きちゃうんじゃないの?」
「だいじょうぶ。ご飯に眠くなるお薬……入れておいたから」
眠くなるお薬って、それ睡眠薬じゃないか。
……キミ、真性のドSだろう?
というか、そんな計画まで立ててここまで来るとは、確信犯か。
ユーちゃん、恐ろしい娘……!
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