女神
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414:名無しNIPPER[saga]
2017/01/31(火) 23:11:18.11 ID:ooGZg3gbo

 ようやく自分の気持と今後の行動を整理することができたあたしは、もう無駄に待つつ
もりはなかった。明日にでも会長を誘惑しよう。会長がそれなりに女の子から告られてい
たことは今ではわかっていたけど、その相手の子の名前を聞く限りでは今のあたしには負
ける気がしなかった。

 ・・・・・・多分一番の強敵は会長の今の彼女である二見さんだ。でもその彼女であってもあ
たしの敵ではない。あたしはこれまでだって自分の恋のライバルを気にしたことはなかっ
た。明日、あたしは会長に行動を起こすことにした。ところがそう考えていた矢先、出鼻
をくじかれるようにあたしはその夜、お姉ちゃんにあたしの決意を邪魔されたのだった。

 どうやらあたしの会長への関心を心配したお姉ちゃんが勝手にいろいろと会長と二見さ
んのことを調べたようだった。あたしはお姉ちゃんの部屋に呼び出され一方的に説教じみ
た話を聞かされた。

「あの二人って相当真面目に付き合っていると思うよ。正直、中学生レベルの恋愛関係を
超えてるくらいに」

 お姉ちゃんが真剣に言った。「そんな関係にちょっかいを出そうなんてあんたもどうか
してるよ。あんたが会長に告って、それがうまく行っても行かなくてもいい結果にならな
いんじゃないかな」

 お姉ちゃんはあたしにそう言った。

 ここまで黙ってお姉ちゃんの説教じみた話を聞いていたあたしは、ついに我慢できずに
言った。

「二見さんと会長の仲の調査とかお姉ちゃんのやってることマジキモいんですけど」

 あたしはお姉ちゃんの心配を切り捨てた。

「中学生の恋愛に何で調査とかするのよ。信じらんない」

 一瞬、お姉ちゃんがひるんだ。あたしはそのことに、少しだけ罪悪感のような気持ちを
抱いた。多分、恋愛に関してはお姉ちゃんとは価値観が異なるあたしだけど、そんなあた
しのことをお姉ちゃんは理解できないまでも本気で心配してくれていたのだから。

 あたしは語気を和らげて言った。「まあ、お姉ちゃんがあたしのこと心配してくれてる
のはわかるけどさ」

 あたしの言葉にお姉ちゃんは少しだけ困ったように微笑んで、それ以上はもう何も言わ
なかった。


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