299:名無しNIPPER[saga]
2016/07/07(木) 23:54:50.72 ID:EmRkc2/So
昼休みになると、夕也が俺に近づいてきた。
「おい」
「・・・・・・何だよ」
「二見さん休みだし、おまえどうせ飯食う相手いねえんだろ」
「だから何だっつうの」
「一緒に飯食わねえ?」
こいつ、本当に俺と仲直りしようとしているのか。
「・・・・・・別にいいけど」
「じゃあ購買で弁当かパン買って中庭で食おうぜ」
夕也は、有希とはもう昼一緒に過ごしていないのだろうか。
「学食でよくね」
「・・・・・・いや、あそこで話すると周りに聞かれちまうしな」
「え?」
「じゃあ行こうぜ」
中庭のベンチで座ると、夕也は食事なんかする気もないみたいに俺の方を見た。
「とりあえずよ」
「ああ」
「おまえが有希にした仕打ちは腹立つけど」
「・・・・・・ああ」
俺は別に悪いことはしてない自信はあるけど、ここで夕也に反論してもまた前と同じこ
とだろう。俺はそう思った。
「でもよ、有希も麻衣ちゃんもおまえのこと悪く思ってないようだし、このままじゃ俺だ
け馬鹿みたいだからよ」
「・・・・・・それで?」
「だから、とりあえず休戦にしようぜ」
「・・・・・・おまえはいったい何と戦ってたんだよ。俺は別におまえと戦ってたつもりはねえ
よ」
「とにかくそういうことだから」
「ああ・・・・・・。まあ、とりあえずお前が言いたいことはわかった」
「そんで本題なんだけど」
「今までのは本題じゃなかったのかよ」
「すじゃねえよ。お前、気づいてねえ? 何か教室の雰囲気、変じゃねえか? みんなが
っつうわけじゃねえけど」
それは確かにそうだ。朝のことといい。
「変って言うか、俺が話しかけても無視するやつが結構いたな。全員に無視されたわけじ
ゃねえけど」
「それだよ」
「朝は気のせいかなって思ったんだけどよ。休み時間中もずっと無視されていたような」
「それよ。絶対、二見の停学と関係あると思うぜ」
「優がああいうことして停学になったっていうのは、学校側しか知らないはずだろ?」
「ああいうことって一体何をしたんだよ。二見は」
今のこいつになら相談してもいいか。俺はそう思った。
「ここだけの話だぞ?」
「ああ」
「女神行為をしてた」
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