225:名無しNIPPER[saga]
2016/05/04(水) 21:12:30.67 ID:mt1lqNZYo
その後も僕はミント速報を検索し続けた。あのVIPのスレは結局まとめられてはいな
いようで画像も発見できなかったけど、優がこれまで女神板で繰り返していた女神行為の
画像はかなりの数を回収することができた。僕も麻衣もその頃にはこの異常なシチュエー
ションに頭が慣れてきてしまったので、一々優のセミヌードを見るたびに動揺することは
なくなっていた。そうして検索していって最後にヒットしたスレは。
『【緊縛】縛られた女神様が無防備な裸身を晒してくれるスレ【被虐】』
元スレのタイトルはこれだった。モモのコテトリのレスに張られた画像を一目見て麻衣
は顔を背けて泣き出した。
一枚目は、優が床に座り込んでいる画像だけど、後ろ手に縛られてカメラの方を怯えた
ような表情で見ている彼女が映し出されていた。
二枚目は、一枚目とポーズは全く一緒だけど、優はブレザーを脱いでいてブラウスの前
ボタンは全部外されているので肌が露出していた。スカートもめくられていて白く細い太
腿があらわになっている。線が入って目を隠しているけどやはり優は怯えたような表情を
している。
三枚目は、二枚目とポーズは一緒だけど、優はブラウスを脱いで上半身はブラしか着用
していなかった。スカートは完全に捲くられてパンツが見えている。
その怯えたような優の表情は、まるで彼女が拉致されて無理やり犯される寸前のように
見えた。今までのあっけからんとしたヌードと異なりこの画像の優はまるでAV女優のよ
うに拉致されて犯される少女の演技をしていたようだった。
収まっていた優への怒りが僕の中で再び沸き起こってくるのを感じたその時、麻衣が顔
を上げて優の画像を厳しい視線で見つめた。
「どうしたの」
僕は自分の感情を抑えて麻衣に声をかけた。高校一年生には見るに耐えない画像だった
ろう。ショックも受けているはずだった。さすがに今日一日でやりすぎたかと思った僕が
麻衣をケアしようと話し出した時。
「二見さん・・・・・・殺してやりたい」
麻衣は低い声でそれだけ言って再び泣き出した。
僕が麻衣の肩を抱いてそっと引き寄せると、彼女は逆らわずに僕の胸に顔を押し当てて
泣きじゃくった。
しばらくして泣き止んだ麻衣は僕の腕の中から身体を離して、うつむき加減に泣き濡れ
た瞳をハンカチで拭いた。
「ごめん先輩・・・・・・ありがと」
「・・・・・・うん」
焦らす気ではなかったけど、この後どうするかについては僕の方から切り出すつもりは
なかったから、僕は麻衣が落ち着くのをじっと待っていた。麻衣が僕から身体を離したせ
いで中途半端に置き去りにされた自分の腕を僕はモバイルノートの方に戻して、そっとミ
ント速報の優の裸身が表示され続けていた画面を閉じた。屋上には人気はないようだった
けど用心するに越したことはない。
そのまま麻衣が話しだすのを待っていたけれども、彼女はうつむいたまま黙ってしまっ
ていた。そのまましばらく沈黙が続いた。これからしようとしていることはある意味人の
人生を左右することになるのだから、それを切り出すのは麻衣の方からでなければならな
かった。僕の方からそれを積極的に切り出すわけにはいかない。
それでも沈黙が続くと僕は少し焦り始めた。麻衣だってもう何をすればいいかは理解で
きているはずだ。どうすればいいかはわからなにしても、そうするという意思さえはっき
りと口に出してくれれば方法論は僕が考えてあげることができる。そもそも麻衣だってそ
れを期待して僕に近づいたのだろうから。
だけど、麻衣は何も喋り出そうとしない。彼女もこの先に取るべき手段について僕の方
から切り出されるのを待っているのだろうか。そうすることによって僕を共犯にし、結果
に対する責任を僕と共有することによって自分の罪悪感を薄めようとしているのだろうか。
468Res/896.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20