224:名無しNIPPER[saga]
2016/05/04(水) 21:11:57.47 ID:mt1lqNZYo
「まとめサイトみたいだね。それも結構エッチな」
僕は顔を赤くして言った。みたいだねではない。僕は実はこのまとめサイトのことは以
前から知っていたのだ。
「・・・・・・何でそんなもの見る必要があるの」
麻衣が不思議そうに聞いた。僕は腹をくくった。もともと僕と麻衣をこんなエロいシチ
ュエーションに導いたのは、僕のせいではない。全ては優のアブノーマルな嗜好から始っ
たことなのだ。とにかく優の画像が残っているログを探そう。
「ちょっと黙ってて・・・・・・」
検索結果のURLLをクリックするだけではお目当てのログにダイレクトに辿りつけな
いのがこの手のサイトの特徴だった。目的を達するまでにはいくつものアンテナサイトを
の画面を経由させられる。僕は集中して目当てのログを追い求めた。
しばらくして僕はようやくそこに辿りついた。
「あ、これだ。タイトルはミント速報の管理人が勝手に扇情的なやつをつけてるけど、さ
っきの貧乳どうこうというスレの、二見さんが女神行為をしていたところのログだよ」」
僕は麻衣に言った。
『今春入学したばかりの処女のJD1が大胆な姿を露出!!』
「ほら画像が残ってる。さっきのスレッドをまとめてあるんだね」
僕はもう麻衣のことを考慮することなく一枚目の画像を彼女に示した。クリックするま
でもなく該当レスの部分に最初から画像は表示されていた。
一枚目は、優の上半身裸身の写真。左手で胸の部分を隠している。目の上に線を重ねて
いるけど、その表情は優のものに間違いなかった。
二枚目は、鏡に写した優自身を撮影したもので、優はスカートを脱いで床に座りこんで
足をMの形に開いている。開いた足の中心部にはブルーで無地のパンツがくっきりと写っ
ていた。
三枚目は、姿見に正面から自分を映した全身の画像で、その体にはブルーのパンツ以外
何も身に纏っておらず胸だけは左手で隠している。
その時は麻衣と二人で同じ学校の女子のヌードを見ているという異常な状況だったのだ
けど、僕はまず自分の元カノのはずだった優のヌードに得体の知れない怒りを感じた。冷
静に駒を進めなければいけないこの時、その怒りは僕の理性を裏切っている状態だった。
心配していたような欲情している感じはない。むしろ、自分の中学時代を全て否定された
ような怒りと悲しみが僕を襲った。
その状態のまま優へのどす黒い感情に身を任せ混乱していた僕に、麻衣が泣きそうな声
で話かけた。
「これって・・・・・・」
おどおどした様子で麻衣は優のヌード画像から目を背けた。僕は気を取り直して優に答
えた。今は優に対して怒りを感じたりしている場合ではない。
「目は隠してあるけど・・・・・・顔つきや体格からいってどう考えても二見さんだな、これ」
「・・・・・・なんで。一体何であの人、こんなことを」
「さあ? それはわからないけどさ。少なくとも池山君にふさわしい女じゃないよね」
僕はさりげなく麻衣に言った。麻衣は少しためらっていたけど、結局僕の方を見て頷い
た。
「・・・・・・うん」
ここまでは作戦通りだった。自分が途中で思わず動揺してしまったことは想定外だった
けど、何とかリカバリーすることはできたようだ。
「もう少し画像を探そうか。これだけ無防備ならいくらでも出てきそうだね。バカな女」
優をバカと言い放った時の僕の言葉は心から真実だった。・・・・・・バカな女。僕と付き合
っていればこんな娼婦まがいのことをして、承認欲求を満たす必要もなく、成績のいいク
ラスでも評判のいい女の子でいられたのに。これは優の自業自得以外の何物でもなかった。
「・・・・・・バカって」
麻衣は、生徒会長の僕は人を非難することを言わないと思い込んでいたのだろう。その
僕の暴言に驚いて彼女はそう言った。
「だって、バカじゃん。つうか情弱っていうのかな」
僕はもう優に同情するつもりはなかったから、僕の言葉はさぞかし冷たく聞こえただろ
う。
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