161:名無しNIPPER[saga]
2016/03/13(日) 00:13:34.89 ID:PMIDBg1vo
それは全くの正論だったのだろう。優が反論する余地すらない。優がその先輩の大切な
彼女ではなかったとしたら。
「結局はあたしのひとり芝居だったみたい。でもまあ、あれはあれで仕方なかったのかも
ね」
「なんで? 失恋したんでしょ」
「うーん。あの時のあたしは、彼に一方的に話をぶつけるだけでさ。今にして思うと、あ
たしが彼に依存してただけかも」
「わかんねえなあ」
「君とは違うんだよ、多分」
「それこそ意味わかんね」
「あの時は自分にだけ興味があった感じだけど、今は君に興味あがあるし」
そう言ってもらえるのは嬉しいけど、相変わらず優は全裸で後ろ手縛りされているので、
目のやり場に困る。
「じゃあ、撮影しよ。今度は君がポーズを指示してよ」
「やっぱりやるのかよって、無理無理。恥かしくてそんなこと出来ないって」
「カメラマンになりたいんでしょ? それくらいできないと」
「カメラマンになりたいなんて言ってねえじゃん」
「いいから。グラビア撮影の練習だと思えばいいよ。あ、でもこのまま後ろ手に縛られた
ポーズでね」
「そういう趣味ないなら、なんで縛られることにこだわるの?」
「君と結ばれた時の格好だから」
「じゃあ、本当に撮るぞ? いいんだな」
「うん。やっとその気になってくれた」
「じゃ、ちょっと体を起こして」
「無理だよ・・・・・・手を使えないんだし」
「あ、悪い。じゃあ、俺が」
「何かエッチな触り方」
「からかうな。ちゃんと撮るなら真面目にやろうぜ」
「ごめん。起き上がれたけどどういう姿勢になればいい?」
「それはファインダー覗きながら指示するから」
「何だ、麻人もやる気満々じゃん」
「どうせ撮る以上は真面目にやって綺麗な写真にした方がいいだろ」
「うん」
「こうなるってわかってたら、コンデジじゃなく家からもっといいカメラ持ってきたの
に」
「そこは腕でカバーしなさいよ」
「言いたいこと言いやがって。じゃあ、そのまま座り込んでて」
「うん」
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