162:名無しNIPPER[saga]
2016/03/13(日) 00:15:18.34 ID:PMIDBg1vo
俺はコンデジの背面ディスプレイに優の肢体が入るようにした。親父が買ってくれたカ
メラは、一眼レフのようにはいかないけれどマニュアルで撮影できるし、何よりも開放絞
り値がF1.8と明るいズームレンズを備えていたので、それなりの表現力はあるはずだ
った。
ソフトフォーカスで綺麗に見せるのはやめようと俺は思った。二人の結ばれた日の記念
写真だというのなら、ある意味スナップ写真みたいなものだから、優の肢体をリアルに写
し取ったほうがいいだろう。別にアイドルのグラビアを撮るわけではないのだ。俺はファ
インダーがないことに少し不便を感じながらもディスプレイを眺めながら、カメラを設定
した。
「じゃあベッドの上にペタンって座り込んでいる感じで、視線だけカメラに向けて。緊縛スレ
用じゃないんだから怯えた演技とかするなよ」
俺は優に指示した。ポーズの指示自体はいつも妹のスナップ写真を撮る時に妹に注文
していたから、別に違和感はなかった。妹はいつも撮影時間が長いことに文句を言ってい
たけど、優が文句を言うことに気を遣う必要はなかった。
「どういう表情をすればいいの?」
優は首をかしげて素直に俺に聞いた。彼女のその様子は自然でそれはすごく可愛らしか
った。俺はその瞬間を逃さずシャッターを押した。連写に設定してあるせいでシャッター
音が六回鳴り響いた。
「それでいいよ。今度は横を向いて顔だけ正面を見てくれる」
優は俺の指示に従った。
「こういう感じ?」
優が、にっこりと笑いながら指示通りのポーズを取った瞬間を俺は再び写し取った。
「次は後ろ向いて。背中と縛った腕とかを撮るから」
優が指示されたポーズになると、当然のことながら彼女の表情が見えなくなり、カメラ
のディスプレーには、ただ華奢で綺麗な裸身を緊縛された少女の姿が浮かび上がった優の
表情が隠されると恋人同士の記念撮影という感じは全くせず、優が緊縛スレ用に設定した
ストーリーが俺の頭を再び占拠していった。
「何かさ・・・・・・・ちょっと、その」
「うん」
優も同じことを考えていたようで、少し湿った声で俺に答えた。
「記念撮影とかだけじゃなくてもいいかな」
優のかすれた声が俺の耳に届いた。
「ちょっとエッチな雰囲気の写真でもさ。あんたがその気になって撮ってくれるなら」
「じゃ、俯いて」
俺はもうためらわないで優に指示した。とにかくカメラの向こうにいる彼女は美しい。
今はそれを撮影することだけを考えよう。俺は再び浮かんできた嫌な汗を手で額から払っ
た。考えてみれば間抜なことに被写体の女だけじゃなくて撮影している俺も全裸でカメラを
構えているのだった。俺は縛られて俯いている優の裸身をカメラに収めた。
「仰向けに横たわって・・・・・・・目線はカメラを見上げるように」
「横向きになって足を広げて」
「うつ伏せになって、顔は必死な表情でカメラの方に向けることはできるか?」
・・・・・・それはもう緊縛ヌード撮影と何ら変わりがなくなってしまっていた。被写体は未
成年の女子高校生だったけど。ただ、俺は全裸で優にカメラを向けながらも彼女の被虐的
なポーズに勃起することもなく、夢中でシャッターを押し続けていた。その時俺の感じていた
興奮は性的興奮以外の興奮の方が大きかったことは断言できる。
でも、撮られている優の感想は俺とは少し違ったようだ。
「ねえ。もう三十分以上撮影してるよ。そろそろ縄をほどいて」
俺は優の言葉に正気にかえった。後ろ手に縛られたままいったい何時間もこいつはその
痛みに耐えていたのだろうか。
「ごめん」
俺はカメラを置き、優の腕を開放した。その途端、優が全裸のまま俺に抱きついた。
「あたしまた何か変な気分になってきちゃった・・・・・・ね? もう一度」
その時、俺は俺に密着している華奢な裸身にようやく性的な興奮を覚えて、再度優をベ
ッドに押し倒した。
・・・・・・今度は優の自由になった腕にきつく抱き締められながら。
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