女神
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149:名無しNIPPER[saga]
2016/03/06(日) 23:52:08.06 ID:lFgwUqheo

「どうぞ。入って」

「お邪魔します。って」

「どしたの?」

「いや。お邪魔します」

 何かやけにこざっぱりした部屋だな。ピンクのカーテンとかふわふわのぬいぐるみとか
はない。高校生の女の子の部屋っていう感じが全然しない。女子高生の部屋なんて、麻衣
とか有希の部屋みたいに、かわいい小物とかぬいぐるみとかであふれているものだと思っ
ていたのに。

「とりあえず座って」

「うん」

 でもまあ、こいつらしいと言えばこいつらしい。

「今、コーヒーいれて来る」

「ああ、もういいよ。夕食の時のほうじ茶が美味しくて飲みすぎちゃったし」

「いいの?」

「うん」

 八畳間くらいの部屋だけど、何かやたらと本が多い。

 「コーチング基礎理論」「傾聴技法その1理論編」「傾聴技法その2実践編」

 いったにこいつは何の本を読んでいるのか。どういう趣味を持っているのだろう。そう
言えば、俺はこいつのことを何も知らないのだ。知っているのは女神行為をしているとい
うことだけで。こんな状態で俺はこいつの彼氏になったのだ。

「じゃあ、ちょっと待ってて。今用意するからね」

 用意って・・・・・・女神のか? クローゼットのドアを開いたけど、あまりじろじろ中を見
ると失礼かもしれない。

「そうだよ・・・・・・あ、あった」

「何、それ」

「縄だよ」

 それはそうだ。考えてみれば不思議はない。緊縛スレ用の写真を撮るんだから。

「う、うん」

「あとアイマスクとタオル」

「嫌な予感がする」

「今日は緊縛スレにうpするって言ったじゃない」

「アイマスクは何となくわかるけど、タオルって?」

「拉致されたあたしが大声で助けを呼んだら困るでしょ? だからあたしの口をこのタオ
ルで塞ぐの」


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