144:名無しNIPPER[saga]
2016/03/06(日) 23:48:35.77 ID:lFgwUqheo
「俺の方?」
「うん。冷たいようだけど、妹さんの悩みの原因があたしだとしたら、あたしが妹さんに
出来ることは何もないし」
「それはまあそうだな」
「あたしはそれより自分の彼氏の方が心配」
「俺には別に何にも問題ないと思うけど」
「今日家に帰って妹さんと何を話すか悩んでない?」
「それは、まあ確かに」
「何も悩んでないとしたら、お兄ちゃんとして失格っていうか人間失格だよ」
「正直悩んでるけど」
「ごめんね」
「何で優が謝るんだよ」
「あたしが麻人に告らなければ妹ちゃんもまだ自分を納得させられたでしょうに」
「どういうこと?」
「あたしと付き合う前は、あんたは遠山さんへの愛を取るか広橋君への友情を取るかどっ
ちかだったんじゃない?」
全部見透かされているみたいだった。
「それで悩んでた時期もあったよ、確かに」
「それがあたしみたいなぼっちの女と付き合ったばっかりに」
「おまえ、何言ってるの」
「遠山さんを振って傷付け、広橋君はそれを喜ぶどころか、あたしと付き合って遠山さん
を傷つけた君と絶交した」
「それは。まあ、そうかもしれん」
「そしてついに、長年寄り添って暮らしてきた妹さんまで傷ついた。全部あたしが君に告
ったからだよね」
「おまえ何でそこまでわかっちゃうの?」
「ぼっちだから観察力が鋭くなったのかな・・・・・・ううん」
「うん?」
「好きな人のことだから一生懸命観察してたからかな」
「優・・・・・・」
「君に辛い思いをさせたくて告ったんじゃない。それだけは本当だよ」
468Res/896.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20