末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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133: ◆54DIlPdu2E[saga]
2016/03/21(月) 02:31:41.89 ID:MefZcEaC0
商人の家。居間……

商人「……」ウロウロウロウロウロウロ

次姉「……お父さん、気持ちはわからないでもないけど、じっとしていなさいよ」

次姉(さすがに当日は予想通りになったわ)

長兄「父さんほら、とりあえず椅子に座って落ち着こうよ」

家政婦「皆様、ホットミルクをお持ちしました。旦那様も、どうぞ」

商人「あ、ありがとう……いただくことにするか」ガタ

長兄「家政婦さん、ナイスタイミング」

長姉「家政婦さん、私ホットミルクに蜂蜜入れたい。アカシア蜜がいいわ」

家政婦「はい、お持ちしますね長姉様」ニコ

長兄「全く……お前はマイペースにも程がある」

長姉「いつも通りで別にいいじゃないの。あ、ありがと家政婦さん♪」

長兄「到着時間の目安だけでも決めておけばよかったかな」

次姉「お父さんの話だと、町外れからは魔法関係なく普通に帰って来るんでしょ?」

次姉「それなら明るいうちに家に着くよう、あの子達も逆算して出発するわよ」

商人「明るいうち……か」

商人「ああ、日没までト」

次姉「日没までトイレにも行けやしない、なんて言わないでよお父さん?」

商人「あう」

次姉「落ち着いて笑顔で迎えなくちゃ、あの子達に無駄に気遣いさせるつもり?」

商人「あうう」

次姉の営業用ボイス「しっかりなさい、どっしり構えた父親を目指すのでしょう?」

商人「はい!」シャキーン

長兄「父さん、軽く仕事の話でもしようか。他にする事がないから余計に気を揉むんだよ」

商人「そ、それもそうだね」
 


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