末妹「赤いバラの花が一輪ほしいわ、お父さん」(最終章と後日譚)
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132: ◆54DIlPdu2E[saga]
2016/03/21(月) 02:30:08.45 ID:MefZcEaC0
ガラガラガラガラ……

次兄(……そろそろ末妹も平常心かな?)

次兄「……時間的に、もう道中の半分以上は来ているな」

末妹「そうね」

次兄「この先の話より何よりも、お屋敷で起きた事を話すのが先、と言うか」

次兄「父さん達もそれを聞いてくるだろうねえ」

末妹「……そうね」

次兄「正直、どこからどう話そうか俺もわかんなくて……末妹と事前の打ち合わせも持たなかったんだけど」

末妹「うん、私も……いろんな事がありすぎて、どこから話していいかわからないの」

馬「ひひん」

末妹(……でもね、お兄ちゃん)

次兄「でもね末妹、今思うのは」

次兄「どう話すかなんて、あらかじめ決めなくてもいいかな、って」

次兄「魔法絡みの話とか、軽騎兵が押し寄せた話とか、慎重に扱うべき話題もあるけどさ」

次兄「父さん達が聞いてくるのに答える形で、後はそれぞれ心の赴くままに話せばいいような気がするよ?」

末妹「……お兄ちゃん」

次兄「ふぇ?」

末妹「私も、それでいいかなって、お兄ちゃんに提案しようと思ったところなの」ニコ

次兄「そっか、じゃあ決まりだな!」ヘヘ

……………………

…………

南の港町、商人の店の前……

看板:【本日は休業させていただきます】

通行人A「おや、今日は商人さんの店はお休み?」

通行人B「2、3日前にお断りとお詫びのチラシが配られていたよ」

通行人A「予定の用事か、まあ商人さんの病気とか悪い理由じゃなきゃいいよ」

……



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