【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ サイゴン!その19【忍殺】
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◆WolEwA02oI
[saga]
2016/05/17(火) 10:46:34.30 ID:SMnnOcPA0
6/9夜 ネオサイタマ拠点マスター階位用会議室
「・・・して、今日はどんな用件で?浮かない顔をしている方がいるからいい内容ではなさそうだが・・・」
チガサキがまず口火を切った。浮かない顔をしているのはアンバサダーとワイルドハントだ。
「ダークドメイン=サンがネオサイタマにいらっしゃるそうだ」
ワイルドハントが単刀直入に回答する。
「ダークドメイン=サンか。気難しい方ではあるが実際ありがたい。拠点内に蔓延していた不安の霧を払ってくださるだろう」
グランドマスター直々に来るとなれば戦力は倍点どころか3倍点である。キャバーン!
「して、ダークドメイン=サンはいついらっしゃる?自分としても墨石チャの準備などもてなしの準備もしなくては・・・」
「それにアマクダリとの折衝もしなくては。ザイバツとしても本格的に事を構えたくないだろうし・・・」
そう言った途端にさらに空気が重くなる。チガサキもアトモスフィアに押され、閉口する。
「明日、だ」
「エッ?」
「明日なんだ・・・」
アンバサダーが重い口を開いた。
「書類の見間違いでは?」
「見間違いはない」
ワイルドハントが書面を机の上に置く。到着日時には間違いなく6/10と書かれていた。
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「アイエエエエエエエ?!ナンデ?明日ナンデ?!」
チガサキが思わず取り乱す。
「な、な、何を、何を考えていらっしゃるんだ!?ダークドメイン=サンは!アマクダリとの戦争はギルドの総益にならないと結論が出ているはずだろうに!」
ネオサイタマ拠点の規模はアマクダリとゴジュッポ・ピャッポの状態に近い。正面衝突すれば間違いなく消耗戦。損害は小さくなることはない。
チガサキは思わずアンバサダーのほうに顔を向ける。アンバサダーは・・・ズンビーめいて死んだ目で虚空を見つめていた。
この件で一番ダメージが大きいのは間違いなく総提督たるアンバサダーだ。考えることを放棄していた。
「アイエエエエエエエエエエエ!」
チガサキは取り乱しに取り乱す。思わずペットボトルに入ったオチャを一気飲み!
「・・・・・・・・・・・・・ふぅ」
そしてすぐに落ち着きを取り戻した。何故?
「で、だ」
チガサキが恐ろしく鋭い視線をワイルドハントに向けた。彼はダークドメイン派閥。このことを知らないはずはない。
「どういうことか説明していただけるかな?ワイルドハント=サン?」
アンバサダーの胃痛は頂点に達した。目の前で大量の爆薬に火がつこうとしているのに自分にはどうしようもない状況なのだ!
ワイルドハントは沈黙を保っている。この質問にはすでに答えがあって、その確認作業をしようとしているだけなのだ。
仮にこの計画がワイルドハントにも開示できないようなものであれば書面が彼の手元に届くはずはない。
仮にワイルドハント以外のダークドメイン派閥の者が知っていたとすれば彼だけが何らかの理由で伏せられていたことになる。マスター階位でこの状況になるということムラハチ以外にはありえない。
以上2つは可能性が低い為除外すれば残るは1つ。
ワイルドハント自身が指示か、己の意思でこの情報を伏せていたことである。
だが仮にこれによってアマクダリとの戦争が起きればザイバツも不利益を被ることになる。ステゴマにしては大証が大きい上に、カラテの最強戦力までおいているのだ。
どのような答えをしてもワイルドハントには不利にしかならない。前門のタイガー後門のバッファローとはこのことである。
ワイルドハントは沈黙を保ち続け、チガサキはモータルであれば心停止しかねないほどの鋭い視線を向け続ける。アンバサダーの胃は爆発四散寸前だ。
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