魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/10/05(月) 04:42:35.72 ID:UZSyIPhQ0
手合わせ自体は、あっという間に終わった。
魔王が放った数撃を、近衛はすべて避けてかわした。
近衛が打ち込んだ7手は、すべて魔王の刀で受け止められた。
それだけの攻防で、間合いが接近しすぎてしまったのだ。
お互いに刀を振るには、近すぎる距離だった。
魔王「ふむ…。 駄目だな」
不自然な跳躍の仕方で、社殿の入り口まで下がる魔王。
近衛は深追いせず、ゆっくりと構えを解く。
近衛「ご期待に応えられず、申し訳ありません」
魔王「少しばかりは刀の扱いも上達したかと思っていたが、そうでもないようだ。逃げ足と反射速度は良いのだがな」
近衛「少しばかりならば上達しました。少なくとももう、刀の向きを間違えて峰打ちにしてしまうこともありません」
魔王は愉快げに笑い、そのまま社殿の中へと戻っていく。
ふぅ、と小さな溜息をついてから、近衛もその後を追った。
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