魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/10/05(月) 04:40:46.25 ID:UZSyIPhQ0
近衛「・・・・・・っ、はぁ」
寝耳に水どころではない。
避けなかったとしたならば、冗談では済まなかっただろう。
近衛が動悸を抑えようとしていると、魔王は愉快そうに自らで戸を開けて出てきた。
魔王「くくく… よい反応だな。だが装束の端を斬らせるくらいの可愛げは、あってもよいだろう?」
近衛「魔王陛下… なんのご冗談でしょう」
魔王「何、少しばかり腕慣らしをな。ついでにお前の腕も試してやっただけのこと」
近衛「腕慣らし……ですか。危うく死ぬところでした」
魔王「そもそも、この程度で死ぬような近衛など要らぬだろう? ククク」
近衛「……ご満足いただけたのならば、何よりでございます」
逆らうことも責める事もせずに、その場で地に伏せる近衛。
そんな近衛を見て、魔王は確かに満足そうに微笑んでいる。
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