魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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39: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 01:12:45.91 ID:SFw0ZPMn0

魔王「ああ、許そうとも。俺は今、非常に機嫌がいいからな」

近衛「……改めて、魔王陛下。本日の謁見の儀には、竜王殿もお召しになっていた筈。あまり彼女の機嫌を損ねるのは、厄介かと」

魔王「ちっ、あの口煩い老婆も居たのか……。止むをえまい、出るとしよう」スクッ

天使「……」ホッ


近衛は戸口を大きく開き、深く頭を下げて待った
だが、魔王が近づく気配はない。
視線をあげると、魔王は扇を口元に当て、なにやら思案する様子で立ち止まっていた。


魔王「………」

近衛「いかがなさいましたか」

魔王「……いや。やはり眺めていたいと思ってな」

近衛「魔王陛下、ですからそれは……」


言いながら、今日の謁見の儀で呼び出された者たちを脳内で確認する。
どの者も重要な部族や種族、その筆頭ばかり。いくら魔王とはいえ、あまり待たせておくのは得策ではない。
あとはどのような切り口でそれを言い出すかだが―― 


魔王「何、天使を連れて行けばいいのだ。問題あるまい」ニャ


天使「!?」ビクッ




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