魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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38: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 01:12:02.24 ID:SFw0ZPMn0

魔王「…おい」


気がつくと、頭の中までも覗き込みそうな鋭い視線が向けられていた。
僅かに早まる鼓動を抑え、冷静を努める。


近衛「はい。……いかがなされましたか」

魔王「いい加減に、俺を『若君』と呼ぶのを止めろ」

近衛「――ッ」


魔王「先秋の戴冠で、俺は魔王に正式に就任している。これ以上その名で呼ぶようなら、不敬とみなすぞ」

近衛「……大変な失礼を致しました。お許しください…… 『魔王陛下』」


改めて座を整え、深々と辞儀を述べる近衛を見て
魔王はまた視線を御簾の奥へと向ける。




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