魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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37: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/09/22(火) 01:11:18.65 ID:SFw0ZPMn0

近衛「……その、若君。そろそろ奥殿にお渡りになりませぬか」

魔王「ふむ、今日は謁見の儀であったか」

近衛「族長達は既に、対屋に控えております」

魔王「……いや、もう少しこいつを眺めていたい。遅らせろ」


戸口近くで控える近衛に視線を向けることもなく、魔王は告げる。
だが、そんな横柄で傲慢な主君の態度にも、近衛は眉一つしかめることは無い。

それこそが、魔王だからだ。
近衛が彼に忠誠を誓った時から、魔王は何一つ変わってはいない。


近衛「恐れながら若君、本日は…」


だからこそ、近衛はただ自らの役目をまっとうせんと、言葉を続けたのだが――





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