魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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386: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/06/25(土) 21:26:17.89 ID:6Endy8Rh0

首だけになってもなお美しい顔立ち。
血の気のない肌は決して土気色に染まることはなく、
青ざめた氷の結晶のように透けてみえる。

一目見れば、その首が特別なものであるとわかる。


魔王「………これが…本物の『神』、か」

戦神妃「あ、あああああああっ!?!?!? 神様! 神様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


跪いていた神――戦神妃は、立ち上がることも忘れ
亀姫の腕の中にあるそれをみて絶叫していた。

神の名を呼び、狂乱する戦神妃。
魔王はその姿をしばし見つめた後で、自嘲気味に嗤った。


魔王「………『疑うべきことは一つもない』、か…。クク」

獣王(魔王サマ……)


獣王だけが感じる、魔王の“匂い”の変化。
その匂いがわかるからこそ、獣王は魔王の顔を見ることができなかった。




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