魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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337: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/27(水) 13:26:22.71 ID:RlDl3quZ0

まさか自分の正体をあっさりと名乗るとは思わなかった。
刺激をしないようにするはずだったのに、近衛という職を名乗っては逆効果ではないだろうか。

近衛がどのようにして神の油断を誘うつもりなのか、打ち合わせる時間がなかったのが悔やまれる。
しかし初まってしまった以上、亀姫にはどうしようもない。

どのような状況にも対応できるよう、
今はしっかりと二人の会話を聞いているしかないのだ。


神『………』

近衛「っと。ああ。もしかして、後ろのソレですかね…? 貴方が魔王を殺すための、切り札とやらは」

神『これは……』

近衛「もっとわかりにくいかと思っていましたよ。浄気…でしたっけ? 目に見えない状態で、貴方の体内にでもあったらどうしようかと」クスクス

神『……誰から何をきいてきた。話とは、なんだ』

近衛「せっかちですね。ソレが交渉の肝となるんですから、少しくらい吟味させてくださいよ」ニコ

神『交渉…?』





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