魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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336: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/27(水) 13:25:08.38 ID:RlDl3quZ0

『何者だ……!?』

近衛「貴方が、神でいらっしゃいますか?」


近衛が堂々とした態度で神に語り掛けるのを聞き、
亀姫は顔を伏せ、近衛の従者のように控えることにした。

近衛がうまく会話できるのなら、
神を刺激しないためにも、主人とその大人しい下僕のように見せかけるのが得策だろう。


神『……魔族か…!?』

近衛「はい。ですが、魔族であってもあなたに逆らう者ではありませんよ」

神『何…?』


亀姫(……飄々としたものね、上手な演技ですこと。…こんな一面があるのは知りませんでしたわ)


堂々としているどころか、近衛はいつも以上に軽快な口ぶりだ。
会いたかった人に会えたような、喜色めいた声色をしている。


近衛「………自分は、魔王に仕える近衛でしてね」

神『なぜここを…! チッ』

近衛「ああ、お待ちください。自分を殺すのは、話を聞いてからにしていただけませんか?」ニコ


亀姫(……近衛?)




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