魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/26(火) 04:21:39.64 ID:1vpioc0+0
神「……あのステンドグラスに描かれているのは、彼の姿だ」
神「この神界に、彼の居場所を作り続けるために描かれたものだ」
魔王「……それで」
神「……結局、彼はその死を迎えてもここには帰ってこなかった」
神「代が変わり、跡を継いだ魔王も どう教えられたものか我らを憎みつづけた」
神「もちろん、我らは何度も接触を図った! そこにいる……四神だって、そうだ!」
獣王「何ヲ。我ガ祖先は、今のお前たち神族とは違ウ」
神「違うと思いこませたんだ!!」
獣王「……!?」
神「魔王が我らを憎んでいる限り、四神が我らの手の内の者だとわかれば会話も出来ぬまま殺されてしまう!」
魔王「……朱雀のようにか?」
神「――っ。朱雀は、翼持ちだった。だから朱雀は神界との繋がりをとれるものとして、真実が教えられていた…」
魔王「竜族にも翼はある。 竜族も、真実を知る一族なのか」
神「違う。竜族は…朱雀が使えなくなった場合の、予備だった」
魔王「予備…?」
神「……罵ってくれて構わない。我らはいつでも二の手、三の手を用意して、失策を恐れる脆弱者だ」
魔王「−−悪いが、罵るほどにはお前たちに興味を持っていない。話を続けろ」
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