魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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317: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/26(火) 04:17:22.34 ID:1vpioc0+0

神「侮ってなど、いない……。我らが魔王を戦闘不能にできる可能性があるとすれば、その策しかありえなかったんだ」

神「……正面きって戦えば、負けることは明白だった。賢い手を探し、少しでも多くの神族を生かして残す方法をかんがえた」


神「だが、魔王を戦闘不能に持ち込むには、結果的に総力戦をしいられる……」

神「だから我らは最初から、すべてを犠牲にしてでも、最も確実に近い方法を選ぶしかなかったのだ」

魔王「ふ。神のくせにずいぶんと弱気ではないか」

神「……我らは戦闘など行わない。我が剣も、本来は警護のための剣…。人間世界で起きる争いを止めるため、強さの象徴として磨かれた」

神「……象徴、偶像。神の名にあっては決してほかに比べて劣ることはないが、所詮はお飾りの剣だ。実戦経験などない」

魔王「戦になど向いていない神族が、負けると踏んでいてなぜ戦を仕掛けた?」

神「……話を、するためだ」

魔王「話だと…?」


神「戦闘可能な状態の魔王と、言葉を交わすことなどできないと思っていた」

神「幾ばくかの神族を遣いとして降ろしたところで、魔素の土地で弱り、むざむざと殺されると考えていたんだ」

神「だから……総力をもって、魔王を抑え込むために。魔王をこの神界におびき寄せる必要があった」


魔王「それが、この戦争を仕掛けた理由か。して、そこまでして話すべき要件とはなんだ」




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