魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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263: ◆OkIOr5cb.o[sage saga]
2016/03/21(月) 07:04:56.69 ID:YJiH1jFt0

近衛「……では。空を飛べる魔族はいませんか」

亀姫「確実な方法ね。飛べる魔族自体はたくさん居ますわ。だけどその多くはハーピーや淫魔などの非戦闘の種族ですの。誰か来ていたかしら……?」

近衛「戦闘向きの、空を飛ぶ一族に心当たりは?」


亀姫「………攻撃力を誇り、空を舞い、戦闘となれば他の追随をゆるさない一族がいらっしゃいますけどね」

近衛「ならば、もちろんその方たちは来ているのでは」

亀姫「いいえ。誰一人として参加されていないはずです。……竜王様の一族ですから」

近衛「………そうですか」

亀姫「せめて朱雀の末裔でもいたら良かったのですけれどねえ…。私達を運べるほどの者は、来ていないのでは」


近衛「……真面目に考えてもいい案になりませんでした。申し訳ありません」

亀姫「うふふ。渡れないし飛べないのであれば………」


亀姫「あとはもう……運を天に任せて、落ちるしかないのでは?」

近衛「………はい?」


悪戯すぎる微笑みが、亀姫の本気を語っていた。





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