魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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248: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/02/23(火) 05:38:44.47 ID:zUoOI/kM0

獣王「……キリがなイ。手応えもなイ。面白みもなイ」


あらかた片付き、逃げ出した兵が戻ってくるのを待つだけの状態になると、獣王は魔王の側に戻ってきた。
口内に残った肉片を吐き出しながら獣王は不満を口にする。

魔王はそれを満足そうに笑って聞き入れながら、獣族の内の一匹の毛並みなどを撫でている。

魔王「これを面白いと思えたなら、獣王は魔王にでも破壊神にでもなれるだろうな」


そんな2,3のやりとりを楽しむ間に、追加の兵が走りよってくる足音を聞きつけた。
獣王がグルルと喉を鳴らして警戒したが、魔王はそれを手で制す。


魔王「休憩して良い。一度代わろう」


魔王はジッと廊下の様子を見守っていた。
曲がり角から出てくると思っていたら、その手前にある扉が大きく開け放たれる。

扉そのものを盾に、矢による遠距離攻撃を仕掛けるつもりらしい。


獣王「ちっ。距離を取るとは…獣との戦いに怖じけたか」

魔王「交代しておいたのは正解だったな」クク




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