魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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247: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/02/23(火) 05:38:14.93 ID:zUoOI/kM0

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一方、天空宮殿1階
魔王・獣王率いる組――


広々としたエントランスを抜けると、片側にたくさんの扉のついた廊下があった。
おそらく扉の中で待ち構えている兵もいるだろう。

魔王と獣王はその廊下の突き当りまでの距離や扉の数を、視線だけで測る。


魔王「獣王。なるべく派手に行け」

獣王「グルル……。了承しタ」

魔王「くく……始めよう」


魔王が手を前に突き出したのを合図に、獣王が飛び出す。
後方で威嚇していた他の獣族も、流れんばかりの勢いで駆け出した。

獣たちはそれぞれに大声で吠え、壁を蹴破り、ドアをたたきつけ…
様々なものを派手に散らしながら、兵の喉笛に喰らい付いていく。

獣王はその中心でわざとらしく敵に時間を与えて見せつけ、逃げ出すのを許している。
……そうしてそいつが改めて他の兵を引き連れて戻ってくるのを出迎えた。




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