魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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246: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/02/23(火) 05:37:39.17 ID:zUoOI/kM0

亀姫「……神は弱いわ。必ずや弱さを補うための姑息な手段を用意しているはずよ」

近衛「!」

亀姫「行きましょう、近衛。私達は臣下として……陛下を穢そうとする策謀から、陛下をお守りしなくてはならないはずよ」


近衛も姿勢を正し、深く頷いた。
その時に、近衛の目がテーブルの上におかれた本を捕らえた。


近衛「……王に、穢れあるべからず。陛下の心が穢れないからといって……穢そうとしていい道理などはない!!!」


バシュ……ッ!
本は一閃の元に切り破かれ、紙吹雪となって舞い上がる。



皮肉なほどに美しいそれは
既に見る者も駆け去り居なくなった部屋で 静かに散り落ちていった。




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