魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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200: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2015/12/31(木) 22:00:53.73 ID:tVoFf72m0

亀姫「魔王陛下」

魔王「む」


亀姫に呼ばれ、魔王は錫杖で手招きのような仕草をした。
ふわりと亀姫の身体が引寄せられ、魔王の隣まで“飛んでくる”。


魔王「どうした。ついてこれぬのならば、後衛へ下がっていろ」

亀姫「うふふ。障害物レースに参加なさっている陛下についていく事くらいは出来ますわ。ですが、こうして寄せていただきました事に感謝申し上げます」

魔王「何用だ」

亀姫「僅かでも、陛下のご負担を減らすお手伝いをさせて頂きたく存じまする」


言うと、魔王の横に立った亀姫は後ろを振り向き、後ろ斜め上方に術を放った。
攻撃でも結界でもなく、単純な魔素の照射にすぎない。
そのところどころで、チリリと火を起こすものが見受けられた。


魔王「……なんのつもりだ?」

亀姫「ふふ」





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