魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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酉間違いすぎでしょ
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2015/12/31(木) 22:00:23.83 ID:tVoFf72m0
先陣を切った四人は、こうして天の者の陣形を崩して乱し、数を削ぐ。
第二陣に続いている獣族達は、その鼻と足を活かして 隠れ潜む敵を炙り出しては自らの陣へと追い込む。
さらに続く第三陣が、取り損ねた単体を一騎づつ潰していく。
最後尾をゆたりと進む亀姫の従属の娘たちは、怪我をした仲間達を見つけては治癒しながら、「死に損ない」の後処理をしている。
天の使いL「ふっ、お前は大名行列でも気取っているつもりか…!? それとも百鬼夜行か!」
魔王「ほう、変わった例えだな。お前の目にはそう見えるのか」
天の使いL「ここは神界!! お前のような穢れが踏み荒らしていい地ではない!!」
魔王「ならば許可を貰いに行こう。お前、俺を神の元へ案内するか?」クク
天の使いL「貴様……!」
獣王「ガウルルルル!!!!」ダシッ!
天の使いL「ぎゃああああああああああああああああ!!!!!!!!」ブシュッ!
獣王「……魔王サマに向かっテ、無礼な奴ダ」
魔王「くく。ご苦労だな、獣王」
獣王が咥えた首をブンと振り回すのが見えたが、気にも留めずに通り抜け
前方に見えた敵の影にひときわ大きな魔力弾を打ち込む。
いくらか口を交わした仲とて、わざわざ死を見届けてやる義理も無い。
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