やはり俺の脳内選択肢が青春ラブコメを全力で邪魔しているのは間違っている。
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267: ◆oUKRClYegEez
2016/06/04(土) 13:08:55.41 ID:5Z0R9HG40
隼人「甘草くん」

 八幡が行ったあと、葉山君が話しかけてきた。

隼人「すまない。比企谷にあんな頼みをして……。でも、彼に頼るしか、俺は……」

 誰だって頼りたくないだろう。

 自分たちが傷つかないために……変わらないために、八幡を傷つけることになる。

 それも……彼は自分から傷つくから、謝っても『それでいいのか』と思ってしまう。

 彼は、だから俺に独白する。

 自分ではなにもできず行き場のない感情を持つしかなかった彼は、実際に行動に移すところまではした俺に向かって。

 ――自分の依頼はそのままに、彼も助けてはくれないか、と。

奏「気にするな。なんとかなる」

 俺自身、なんとかしたいんだ。

 言われなくとも、やるだけやってやる。

隼人「…………ああ」

 そこからなんとなく……戸部君の告白場所、竹林の道に向かった。


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