利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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妖怪艦娘吊るし
◆I5l/cvh.9A
[saga]
2017/04/03(月) 03:00:49.18 ID:awnviBj5o
提督「どうしてだ? 苦しい事から開放するんだぞ。それの何がイジワルだと言う」
大淀「そ、それは…………その……」
提督「ほら、言ってくれなければ分からんぞ」クイッ
大淀「あっ……ぅ……。好き……だから、です……」
提督「何が好きなんだ?」
大淀「こうされるのが、好きだから、です……」
提督「こうされるのであれば誰でも良さそうだな」
大淀「そ、そんな事は──んっ!」ビンッ
提督「ほう。ただ引っ張っただけでそんな表情を浮かべているというのにか?」
大淀「提督だけです……! 私が、こんな風になってしまうのは、提督にだけです……!」
大淀「だから、その……もう少し、強く……」
提督「……………………」
大淀「…………? 提督……?」
提督「……やはり、私には合わん」
大淀「え、えっと……?」
提督「どうも奴隷のようにしか見えなくて胸糞が悪くなる……。私は、例えままごとでもお前をそんな風に扱いたくないという事なのだろう」ジャラ
大淀「あ……首輪、外されて……」
提督「やはりこうでなくてはな」ソッ
大淀「……ふふっ。そうですね。先ほどの少し乱暴に扱って下さるのも良かったですけれど、こうして優しく頬を撫でられる方がずっと良いですね」ニコ
提督「すまんな。私は鬼畜にはなれないようだ」
大淀「いえ。私の方こそ我侭を言ってしまい、すみませんでした。そして、それに付き合って下さってありがとうございます」
大淀「ですが……」ジャラ
提督「うん?」
大淀「よいしょ……。こうして、鎖を外した首輪は付けさせて下さい」
提督「気に入ったのか」
大淀「恥ずかしながら……。なんだか、提督に束縛されていると感じると愛おしくて」
提督「……なるべくだが、それは人前に見せないように。流石にファッションとしても無理がある」
大淀「う……で、では、今この時だけは許して下さいね」
提督「ああ。この時は許そう」
大淀(……考えていた通りにはいきませんでしたが、これはこれで良いものですね♪)
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