利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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妖怪艦娘吊るし
◆I5l/cvh.9A
[saga]
2016/12/15(木) 04:16:54.96 ID:2Gw8Ge/do
飛龍「……金剛さん。…………ごめんなさい……」スッ
金剛「あ……。……何があったのでショウか」チラ
利根『────難しいものじゃなぁ……』
提督『飛龍には悪い事をしてしまった……。もう少し、言い方があったかもしれんというのに』
利根『……これは我輩の勝手な憶測なのじゃが、金剛の事で悩んでおるのではないか? そして、それは我輩にも言えぬ事かの?』
提督『……そうだな。なるべくならば誰にも伝えない方が良い内容だ』
利根『ふぅむ……。ならば我輩は待っておるとするかの。……じゃが、飛龍のような子も居るのじゃ。その点はどうにかした方が良いぞ?』
提督『ああ……まったくだ。今回の落ち度は私にある』
利根『……本当、難しいものじゃな。人間も、艦娘も……』
金剛(この話は、もしかして……)
金剛(……どうしましょうか。……本当、困りました。どうすれば、この状況を解決出来るのデスか……?)
金剛「……………………」
金剛(一先ずは飛龍です。利根の言っていたように、飛龍のように傷付いてしまう子だって居ます。ただ……こればっかりはテートクではどうしようもできそうにないですね……。ならば──)スッ
金剛(──私がやらなければなりません。そうでないと、この鎮守府は大変な事になってしまうです)スタスタ
金剛(飛龍の事です。きっと、あの部屋に行っているでしょうね。あの部屋ならばここから近いですし、それに今の時間ならば一人になれるはずですから)スタスタ
金剛(廊下を曲がって突き当たり……夜、お酒を飲む時に使われる部屋。飛龍なら、きっとここに……)スッ
コンコンコン──
ガチャ──パタン
飛龍「!! こ、金剛さん……? どうしてここに……」
金剛(やっぱり居ました。……やっぱり、泣いていたようですね。目尻が赤くなってるです)
金剛「飛龍がここへ入っていくのを見たので、来まシタ。隣に座りマスね。それで……何かあったのデスか?」スッ
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