利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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517:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/09/08(木) 10:06:58.02 ID:5k9vU8eHo
レ級「賢い艦娘だねぇ。この状況をもう理解しちゃうなんてさ。お姉さん嬉しくて感動しちゃいそうだよ」

金剛「…………」チラ

下田提督「……全く。こんな所で邪魔が入るとはな。おい、お前は何も喋るなよ」

提督(そういう所はしっかりとするか。……さて、どうするべきか)

金剛『…………テートク……本当に……』

金剛「……………………そうですか。貴方が下田の提督ですね」

下田提督「へぇ。俺の事を知ってるんだ? ……ま、それはどうでも良いか。お前に命令があるんだ」

金剛「……命令?」

下田提督「ああそうだ。とりあえず、こいつの命が惜しければ今から言う命令に従え。──鎮守府へ戻って、匿っている深海棲艦を連れてこい。あと……そうだな、駆逐艦も三人くらいな」

金剛「命令に背けばどうなりますか」

下田提督「その時はお前の大事な提督の首がバラグチャになるだけだ」

レ級「ま、そう言う事。安っぽい言い方だけど、あの深海棲艦は消えて貰わなきゃいけない……。こちらの情報を流されると面倒だしね。それに『裏切り者には死を』っていうのが世の常だし! ギャハハハハッ!!」

金剛「……選択肢は無いという訳ですか」

下田提督「ふぅーん。理解が早いな、お前は。俺の金剛もそれくらいだったら楽だったんだろうなぁ」

金剛『っ……』

レ級「……………………」

下田提督「んじゃ、早速行って……なんだレ級? 余所見をするな」

レ級「……そこの木の陰に隠れている君ぃ! 撃たれたくなかったら大人しく出てこようっかぁ!」

下田提督「んん?」

瑞鶴(……なんで分かったのよ、こいつ。……ううん、それよりも……この状況ってどういう事なの?)スッ

金剛「瑞鶴……? どうしてここに?」

瑞鶴「金剛さんが走っていってるのを見て、なんとなく……」


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