利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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518:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/09/08(木) 10:07:25.40 ID:5k9vU8eHo
レ級「…………」ジャキン

下田提督「……おい、今度はどっちに砲口を向けているんだ」

レ級「……どうやら時間を掛け過ぎたようだ。こちらからも艦娘らしき何かが来ている」

下田提督「ちっ……面倒な……」

レ級「提督、予定変更を提案する。一人を除いて、先に艦娘を処理するべきだ。人質が居るとはいえ……この数の差は少々、分が悪い」

下田提督「そうするべきだな。──隠れている艦娘! 出てこい!」

提督「!」

利根「──我輩は隠れてなぞおらんのだがのう」スッ

響「これは……」スッ

レ級「へぇ……驚いたよ。生きてたんだ」

利根「あの時は世話のなったのう、レ級よ」

下田提督「なんだ、知り合いか?」

レ級「まあ、ちょーっとね。やっぱり頭を潰しておくべきだったかねぇ」

利根「では、あの時の借りを返そうかのう」ジャキン

下田提督「おいおい、これが見えないのか? 下手な事をしてみろ。お前らの提督が無残な姿になるぞ」

利根「ふむ。それがどうしたのじゃ?」

下田提督「何……?」

レ級「ほう……」

瑞鶴「利根さん……?」

利根「この状況で提督が下す命令くらい分かるぞ。提督ごとお主らを亡き者にせよって所じゃろう」

下田提督「艦娘が人間を殺すだと? バカバカしい!」

利根「お主のどこが人間なのじゃ。艦娘を攻撃し、沈めようとし、鎮守府さえも標的とする……やっておる事は深海棲艦と変わらぬではないか。我輩たちの提督は、そんな輩を放っておくような者ではないぞ」

響「……なるほどね。確かに利根さんの言う通りだ」チャキッ

金剛「……ええ。テートクならば、そう言うでショウね」ジャキッ

下田提督「……………………」

レ級(さあ……面白い事になってきた。提督、この状況をどうする──?)

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