利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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388:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/05/12(木) 01:56:44.55 ID:Jqc775X6o
提督「空母棲姫やヲ級以外にも人間へ協力している深海棲艦が居る、という可能性があるという事だ。そして、その深海棲艦には艦載機を扱う者が居る」

響「……確かに居てもおかしくないと思うけれど、どっちかって言うと鹵獲して利用しているって言った方がまだ信じられるかな」

提督「これは提督と総司令部にだけ言われている事だが、鹵獲は禁忌とされている」

響「禁忌? なぜなんだい?」

提督「鹵獲した鎮守府は、必ずその深海棲艦によって破壊されてきている。一体何をしたのかは分からんが、どの深海棲艦も異常な強さになったとの事だ。無論、鹵獲された深海棲艦も協力なんてしていない」

響「……じゃあ、下田に居る深海棲艦は自らの意思で協力しているって事?」

提督「そうなる。……あくまで下田鎮守府に深海棲艦が居れば、の話だが」

空母棲姫「……本当に居るかもしれませんね」

提督「ほう」

空母棲姫「あの鎮守府から感じる化け物のような雰囲気は、凶悪な深海棲艦のモノだと言われると納得できます。恐らくですが、あの島で会った戦艦と同等かと思われます」

提督「だが、なぜ深海棲艦が仲間を大量に沈めるなどという事をするんだ? その理由が思い付かん」

空母棲姫「それは……私も分かりません。そんな事をして何があるのか……」

提督「……担当海域を広げさせ、大きな権力を手に入れてから総司令部を乗っ取るつもりか?」

空母棲姫「少し無理があります。非常に難しく時間も掛かる上、事を知った者達が蜂起してしまえば簡単に叩き潰されてしまいます」

提督「そうなるな。……一体、何を考えているんだ?」

空母棲姫「分かりません……。ですが、用心するに越した事はないかと」

提督「ああ。気を付けておくとしよう。──気を付けるにあたってだが、やはり空母棲姫の偵察機は回収しておきたい。これからも下田鎮守府を偵察する際にはその機体を使っていこう」

空母棲姫「分かりました。必ず帰還させます」


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