利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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387:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/05/12(木) 01:56:17.87 ID:Jqc775X6o
空母棲姫「またそうやっ──偵察機が艦娘に見付かりました」

提督「む、見付かってしまったか。仕方が無い。もっと沖の方へ逃げるように動け。もし残れば低空飛行で戻らせよう」

空母棲姫「分かりました。…………? おかしいですね。撃墜しようとしてきません」

提督「対空兵装をまともに装備していないのか?」

空母棲姫「いえ、駆逐艦四隻ですが対空砲は装備しています。……まるで、偵察機を確認しているかのようですね」

提督「……ふむ」

空母棲姫「……………………何の冗談かしら。何もしてこなかったわ」

提督「……無駄な戦闘を避けたかったという訳でもないのか? 傷を負っていたりはしていたか?」

空母棲姫「少なくとも無傷でした。砲を向けてくるという事もしてきませんでしたので、本当にどういう事か……」

響「……ねえ、駆逐艦が四隻って言ってたよね。艦名まで分かるかい?」

空母棲姫「艦は暁型が三隻と不明の艦が一隻よ。……そうね、貴女を白くしたような艦娘だったわ」

響「装備は全員、両脇に高射装置付きの高角砲と水上電探だったのかな?」

空母棲姫「……なぜ分かったの?」

響「やっぱり」

提督「……なるほど。その駆逐艦たちは下田鎮守府の近海警備という訳か」

響「うん。この辺りでその編成、その装備なら下田鎮守府で間違いないと思う」

空母棲姫「でも、敵の偵察機を見過ごすなんて、どういう事なのかしら……。戦果を挙げているという話だったけれど、こんな事をしていたら戦果なんてとても──」

空母棲姫「…………」

提督「もしかしたら、そういう事かもしれんぞ」

空母棲姫「いえ、でもそれは……」

響「? どういう事なんだい?」



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