利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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376:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/05/04(水) 21:42:44.87 ID:AlRXC7gio
響「……でも、ヲ級さんは負の感情があるように見えないけれど」

ヲ級「ね、ね。何か、遊ぶ道具って、無い?」

建造妖精「んー……ここは遊び場じゃなくて工廠だからねー……」

ヲ級「ぁぅー……」

開発妖精(この子、暇なんだろうなぁ……)

空母棲姫「あの子もあの子で何か抱えているのだと思うわ。私は怒りと後悔がほとんどだけれど、全員が全員同じとは思えないもの」

提督「深海棲艦にも色々とあるのだな」

空母棲姫「そうよ。……ただ、私達は例外だと思うけれど」

利根「人間や艦娘に心を開いてくれる深海棲艦など滅多に居らんじゃろうなぁ」

空母棲姫「利根、もう一度吊るしてあげようかしら?」ニッコリ

利根「ひっ……!」ビクンッ

提督「だが、そうしてくれたからこそ今の私達が居る。お前も、あの時に様子を見るという事をしてくれたからここに居るんだ」

空母棲姫「…………確かに、嫌いではありませんが……」

提督「素直になっても良いんだぞ。私は勿論、ここに居る者達はお前達を仲間だと認めている」

空母棲姫「……そうやって篭絡した子は何人居るのかしら」

提督「さて。篭絡しようと思ってやっている訳ではないから分からん」

利根「この鎮守府に居る全員が篭絡されておるようなものではないか」

提督「空母棲姫、後で利根を吊るそうか」

空母棲姫「良いですね。二人で合わせて時間も倍という事でどうでしょう」

提督「良い案だ」

利根「さっきから我輩の扱いが酷くないか!?」

提督「こうやってお前をイヂるのはとても心地良い」ワシャワシャ


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