利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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375:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/05/04(水) 21:42:14.82 ID:AlRXC7gio
空母棲姫「……もしかすると、艦娘は深海棲艦の装備を使う事が出来ないのかもしれないわね」

提督「識別信号でもあるのか?」

空母棲姫「いいえ、そんなものは無いわ。……ただ、私もこればかりは感覚で使っているものだから説明が難しいわね。飛龍もそうでしょう? 艦載機をどうやって自在に操っているかなんて、考えた事無いわよね?」

飛龍「えっと、はい」

提督「ふむ……。開発妖精、深海棲艦の技術を艦娘用の艦載機に移転できるか?」

開発妖精「それはちょっと難しいっていうか無理かも……何もかも違い過ぎて……。提督の持ってたサンプルも分解して理解するのに苦労したよー……」

提督「そうか……残念だ……」

利根「……しかし、どこからそんなサンプルを手に入れたんじゃ?」

提督「お前と一緒に釣ったアレだ」

利根「なんでそんなもの持って帰ってきたのじゃ……」

提督「何かに使えるかもしれんと思ってな」

瑞鶴「ま、まあ……それで今回はこうして空母棲姫さんの艦載機を作れた訳だし、ね?」

響「……少し気になったんだけど、良いかな」

提督「どうした」

響「確か横須賀から下田まで直線距離でも100kmくらいはあったよね? そんなに燃料は保つの?」

空母棲姫「私達の兵装に燃料は必要無いわ。強いて言うならば、後悔の念や怒りなど、負の感情が燃料であり、全てのエネルギー源よ」

利根「という事は、今もお主は何か負の感情を持っているという事かの?」

空母棲姫「そうなるわね。貴方達に対しては無いけれど、深海棲艦としての私の中にある蓄積された負の感情を使っているわ。──ああ、なるほど。だから艦娘は深海棲艦の兵装が使えないのね」チラ

飛龍「えーっと……私だって悔しいって思ったり悲しい気持ちになったりしますよ?」

空母棲姫「その度合いが違うのでしょうね、きっと」


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